「ワインにとってブドウが大事」
なにを今さら。
というツッコミが早々に返ってきそうですが…
「ワインはブドウからできてんねんから、そらブドウが大事やろな」
そうなんです。
原料であるブドウが製品であるワインにとって大事なことは間違いないし、
日本酒にとっての<お米>も、ビールにとっての<麦>、焼酎にとっての<芋>や<黒糖>も大事。
でもワインにとってのブドウの大事さってほかのお酒の原料とはレベルが違う。
『むちゃくちゃ大事』なんです。
まあ、聞いてください。↓
動画【ワインにとってブドウが大事って言うけど… なんで?】
ワインは日本酒やビールと同じく<醸造酒>。
ウイスキーやブランデー、ジンや焼酎といった<蒸留酒>とかとは違うカテゴリー。
糖分を原料にして酵母という微生物が働いてアルコールと二酸化炭素に分解するという<アルコール発酵>を行うのが<醸造>で、そうやってできるお酒が<醸造酒>。
この時の酵母はアルコールが15~20%くらいにあると働けなくなって死んじゃうのでそれ以上のアルコール度数のお酒は<醸造>では作れない。
そこで<蒸留>という手法の出番。
蒸留をすることでより濃度の高いアルコールを得ることができる。
この技術でお酒のアルコール濃度を上げるのは8世紀には発見されていたというから、強いお酒が好きな飲んべえの歴史はえらい長いんですな。
話しが本題からそれてしまった。(いつものことやん)
その<醸造酒>の仲間の日本酒、ビールの原料ってお米や麦だけど、
この二つって生のままでも炊いたり蒸したものでも、それを絞って液体出てこないですよね。
じゃぁ、液体であるお酒を造るにはどうする?
<水>を加えないといけません。
ビールや日本酒って成分のそれぞれ90%~80%は<水>。
ということは加える<水>が美味しくないと美味しいお酒やビールはできない。
原料の米や麦も大事だけど<水>もとても大事。
「ちゃんと考えたことないけど、なるほどそやな」と皆さま仰る。
その反面、ワインは水加えなくてもブドウがジュースを持ってるから水を足さなくてよい。
原料であるブドウと酵母さえいればワインはできる。
何も足さなくていいんです。
だからワインにとってぶどうが『むっちゃ大事』なんです。
そんなところを詳しく話してます。
見てやってください。
動画【ワインにとってブドウが大事って言うけど… なんで?】
お店で皆さんが楽しくお食事をされているときに
僕が「ワインっていうのはね…」って話始めるとめんどくさいでしょ?
いま夜景見ながら食事とワインとおしゃべり楽しんでんねん。
なのでお店では控えめにしてます。
お暇なときに聞いてもらえると嬉しいです!
実はまだ続きがありますねん。
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