大昔から伝わるワインとお料理、食材の
相性のど定番の組み合わせの一つ。
フォアグラの冷製のテリーヌとかの
前菜のお料理にとろっと甘美な甘口の貴腐ワインは本当に幸せな組み合せ。
ただ、この貴腐ワインはガッツリ甘いので
そのあと飲むワインが酸っぱく感じたりするので
お食事の途中にお出しするのは少々躊躇われる。
話はちょっと変わるんだけど
バッカナールでご好評いただいている
「スペチャーレコース」を初めてお出しするお客様に
(ほぼ)必ずお出ししているお料理があります。
【とろとろに煮た伝助穴子とガチョウのフォアグラのソテー】
極太で立派な穴子をコトコト、じっくり甘辛く煮て
ほっくりトロトロに。
その上に表面を香ばしく焼いた
ガチョウのフォアグラを。
シンプルなお料理ですが
間違いない美味しい組み合わせ。
お召し上がりいただいたお客様には
「へぇ!煮穴子にフォアグラってこんなに合うんやねぇ」と喜んでいただいてます。
このお料理に合わせるのは
フランス・アルザス地方のピノグリやリースリングっていうブドウ品種の収穫時期を遅らせたブドウから作ったほんのり甘みをもったワイン。
熟成感のあるものならなお結構。
こういったワインならば
甘過ぎるというほどではないので
その後のワインも美味しく飲めます。
甘く炊いた穴子にも
フォアグラにもフルーツの凝縮した甘みが抜群に合うんですな。
ワインとお料理がお互いを高め合う
これぞ最高の出会い。
いつも最高の穴子が入るとは限らないので
ご予約の時に
「穴子とフォアグラのアレ、食べたい」と
おっしゃってください。
奔走致します。
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